経営課題推進のために管理者の役割を言語化しよう!

先日、ある薬局の経営幹部の方と話す機会がありました。
・薬局DX対応、調剤報酬改定に向けて等々、経営環境変化への対応といった課題の増加
・受付事務へのタスクシフティングを進めたいのに、受付事務の採用もそう簡単ではない
・加えて、新型コロナの影響で、Zoomでの会議や打ち合わせ増
 こうしたことから、現場の課題認識と幹部・管理者層との課題認識をすり合わせる時間が十分にはとれず、現場の認識が表面的な理解に留まっているとのことでした。幹部間では、それなりに話し合いを行い、深い視点での共通認識を持てているが、現場との共有度合にはばらつきが生じ、課題の優先度合が店舗によって違っているのです。ある程度は仕方ないかもしれないが、それが許容範囲かどうかさえ把握できていないというのです。その背景には、管理者がその役割を明確に認識できていない、課題の結果がある程度進んでいればそれでよいという風潮になっているようでした。

当たり前の話ですが、管理者がその役割を共通認識として持っていないと、どうしてもこのような構造は生じかねません。改めて、その明示、明文化の重要性を感じた次第です。そこで今回は、改めて管理者のベースとなる役割について確認をしてみましょう。 


我々は、管理者の役割を次のように理解をしています。


方針の策定・浸透・推進

管理者はマネージャー、マネジメントをする人です。マネジメントをする上でその対象である経営方針、管理者であればその担当する部門の方針を明示することが最初のボタンと言えます。その本質をしっかりメンバーに伝え、その推進を図らなければなりません。

チームとメンバーの活性化

上記の実践には、チームおよび個々のメンバーが活性化していることが重要です。チームの活性化のための場づくり・関係づくりが管理者の役割です。メンバーを活性化させるには、その成長とその力を発揮できるように動機づけを図ることが求められます。

率先垂範と仕事おろし

3つ目は、プレイングマネージャーである管理者の役割です(業界的にはその対象は多いです)。この場合、指示命令だけではうまく課題が進まず、率先して模範を示す(率先垂範)ことが管理者に求められます。一方で、率先垂範を強調しすぎると「仕事の抱え込み」をしてしまう人材もしばしば見受けられます。したがって、意識的に「仕事を任せる(仕事おろし)」ことが不可欠です。このことは当然人材育成にもつながります。



もちろん、これらはベースとなるもので、これらをもとに自社・自店なりの言葉の見直し・追加を図ってみていただければと思います


2023.09 株式会社ネグジット総研 経営コンサルタント 久保 隆

弊社では、チームを「効果的に・効率的に」運営する基本スキルを習得するために
管理者スキル研修  ~自己のチームを自律型組織にするために~
を企画しました。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

概要・配布ファイル

ユーザー用ファイル
  • ファイル無し
薬局経営者研究会会員用ファイル
  • ファイル無し

関連記事