●企画趣旨
診療報酬改定において「作業志向からアウトカム志向へ」といった変化が求められ、「診療報酬改定基本方針」においても2016年から「アウトカム評価」が記載され続けています。しかしながら、少なくない薬局現場においては「アウトカム」という言葉自体浸透されていない状態にあり、2015年の規制改革会議では「医薬分業はコストに見合ったメリットがみあたらない」、2019年の薬機法改正の議論の中では「薬局のメリットが患者に伝わっていない」といった声があがる状況です。その結果「対物業務から対人業務への転換」が強調されるが、必ずしもアウトカムの獲得を視野に入れた取組になっているケースは多くありません。
そこで、本研修では
・「アウトカムとは何か?」(特にアウトプット、プロセスとの区別)の理解の促進
・患者と顧客に対する具体的な「アウトカム」の検討
・その実現のためのアクション案の検討を行います。
多くの皆様の参加をお待ちしています。
●研修の狙い(目的)と期待効果(目標)
狙い(目的)
対人業務、かかりつけ薬剤師・薬局機能の強化に本質的に取り組むため
期待効果(目標)
- アウトカムの理解が深まっている
- 自店のサービスのアウトカムが具体化できている
- その実現の目のポイントがイメージできている
- 実践で取り組もうという意識が向上している
●プログラム
- オリエンテーション
- アウトカムとは?
・アウトカムとは?
・プロセス、アウトプットとの区別
・重点患者、顧客とアウトカム - 自店のアウトカムを考える・個人検討
・グループ検討
・全体発表 - クロージング