■ 2~3年目社員こそ、早期に高めるべき「思考力」
保険薬局業界では、2015年に患者のための薬局ビジョンが示されて以降、対物業務から対人業務へ構造的転換が求められています。具体的には、2016年のかかりつけ薬剤師指導料の新設、2019年の薬機法改正での服用期間中のフォローアップの明示といった施策が実施されました。このような対人業務を的確に行うには、その前提として筋道を立てて考える=思考力の強化が必須で、この訓練は若いうちに実施すればするほど効果は期待できます。ぜひ、訓練の場として本講座をご活用ください。
■ 様々なタイプの人達・意見の中での「合意形成」を学ぶ
本研修では、思考力強化のために「合意形成」をテーマで行います。
薬局・医療機関の外部環境が変わり、新しいことに取り組む機会が増える中で、「意見の食い違い」は起きやすくなっているのではないでしょうか。
「意見の食い違い」は比較的マイナスイメージで捉えられがちですが、①物事を「本質的に捉える」「多面的に捉える」 ②相手の「本音・考え」を引き出す、といったプラスの側面もあります。しかし「意見の食い違い」を放置したままでは実際の行動や取り組みが前に進みません。 ・建設的な議論の促進・納得感の醸成のためには、適切な合意形成が必要です。研修では、合意形成の手法と、対立解消のステップを軸に、実際に演習を交え「合意形成」を実践することで、それぞれのスキルの理解と定着を図ります。
■研修の狙い(目的)と期待効果(目標)
<狙い(目的)>
●薬局で求められる思考力のスキルアップを図る
<期待効果(目標)>
●合意形成の手法が理解できている
●合意形成の演習を通じて、実務で活用できるイメージがもてている
■ 研修プログラム
○合意形成とは? ○合意形成の手法 ○合意できる基準を探る
○対立解消のステップ ○【演習】合意形成の実践