令和6年改定の目玉の一つとして地域支援体制加算の算定要件の見直しが挙げられます。地域支援体制加算2の算定を取り組む上で「服用薬剤調整支援料」の実績要件をクリアすることは大きなポイントとなっていますが、6月発表の社会医療診療行為別統計では、直近(R5.6)の算定の全国平均は1万回あたり0.23回(0.0023%※1・2合計)とこの実績要件に大きく及ばない現状にあります。また、高齢者の害のある多剤服用(ポリファーマシー)は大きな問題となっており、「患者のアウトカムの実現」という観点からも服用薬剤調整支援料の取り組みは重要視されています。
そこでこの度、ポリファーマシーの解消を推進されている
株式会社ぼうしや薬局 ブロック長 井上良祐 氏
を講師にお呼びし、「服用薬剤調整支援料推進実践講座」(オンライン)を企画しました。
「服用薬剤調整支援料」は算定実績はもちろん重要ですが、「減薬」に取り組むプロセスの中に薬剤師としてのスキルアップのヒントがあります。講座、グループワークを通して、スキルアップ、アウトカム創出へのヒントを見つけていただければと思います。
講座内容
第1章:ポリファーマシー基礎講座 ★薬剤師に求められる役割を丁寧に解説! | 第2章:実践!症例検討(グループワーク) ★算定へのプロセスから対人業務のスキルアップへ |
---|---|
・ポリファーマシーが問題となる背景 ・服用薬剤調整支援料について ・外来と在宅の算定事例 ・減薬提案書の書き方 ・移行期ケアとポリファーマシー | ・減薬計画立案 ・患者への減薬提案 ・減薬提案書の作成 ・減薬後のフォローアップ |